Q1コームラの沿革、事業を概括してください。
株式会社コームラは、創業者 鴻村維一により1937年(昭和12年)3月に創業されました。太平洋戦争に突入する4年前のことです。2023年3月現在では86年の歴史を有することになります。終戦後、国立療養所や国立病院などに向けて「共通様式印刷物」の製造販売を開始しました。これらは国の規則で定められた全国共通の様式であることから、これを既製品化し、全国の官公庁へ通信販売に取り組み、順調に業績を伸ばしていきました。 官公庁との取引は信頼に繋がり、現在も国立大学、私立大学、民間のお客様に、ホームページの制作、大学案内、卒業証書など「印刷業務」を担っています。営業拠点は、本社(岐阜市)、東京(高円寺)、つくばに設けています。 近年はここで培った顧客資源を発展、昇華させる形で、「学会の運営サービス事業」に力点を置き、印刷業から情報伝達業に大きく舵を切っています。学会は「理事長」の下、年度ごとに「会長」が選任され、研究発表イベントである「大会」を開催します。大会は2日程度に渡り数百名が参加されますので、主催者には事前準備含め相当な負荷がかかります。この運営を主催者に代わって、トータルに支援、代行するというのが、この事業になります。